2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

1月7日 人日の節供

古来、生命力のある春の草を体内に取り込む意味で、それらをあつもの(かん)として食した。現在の7草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)となったのは、江戸期以後。 室町時代の花伝書、仙伝抄*1には柳をいけると記載され…

正花の基本

正花は水際が大切。際に、草木の命と作者の心が燃焼し集約される。1度、自然から切り離された草木に新たな命が吹き込まれる瞬間。

正花三種生の基本

・三種生けは、3つの花材それぞれの性情を生かして生ける。あまり型にとらわれなくてよいので、生けるものの個性を表現できる。 ・自然調と意匠的の両方のいけ方が可能。 ・場所に応じて、花器の色や形を工夫し、生ける空間も壁面を利用したり、立体的な空…

正花二種生の基本

花のない草木を正花に生ける場合に、花のある草木を添えて生ける(体に使う)のが二種生。二種生は、二種の花材の性情の違いを写し出し、その対比、対照の美しさを生け上げる。 例えば、エニシダの茎の線や石化の変化と、芍薬の量感との対比など。流枝は、通…