立花正風体:ススキ、キキョウ、紫陽花


花材 / Materials

  • ススキ/Susuki(Silver grass)  真・副
  • キキョウ/Balloom Flower 請、控、正真
  • マンサク(満作)/Hamamelis japonica 流、副下、見越
  • アジサイ/Hydrangea 胴
  • ナルコユリ/Polygonatum Falcatum 前置
  • クラレルカ/Iris ochroleuca  胴内
  • ナデシコ 留
  • タマシダ 留


ススキの真と副は、表を合わせるように生ける。正花と同じ。

通常の立花では、花材は陰方と陽方の双方に分けて使うが、ススキは、片使いになっている。ススキの性情からいって、上部に使うのがふさわしく、流しには用いなかったためで、やむをえない。(見越に一枚葉で使うのもあり。)

やむをえず片使いになってしまう花材は、真の近くに用いる。

紫陽花の胴は、蕾を真に、副も控えめに、体に一番大きな開花を用いる。20番の針金を巻いた。

紫陽花の胴が派手なので、前置は控えめに、短くなっている。

クラレルカは24番の針金を入れる。二枚組を三組使う。ツメはあわせて、短い葉を内側に用いる。

キキョウの花は水が下がると下を向くので、24番の針金をガクに刺して補助する。